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ダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri)は1913年〔に竣工したイタリア海軍最初の弩級戦艦〔。本艦はイタリア海軍が宿敵であるオーストリア=ハンガリー帝国海軍に対抗すべく建造した艦である。艦名はイタリアの詩人、ダンテ・アリギエーリから。 == 概要 == 本艦は1906年より海軍相に就任したカルロ・ミラベロ中将の指示で、1907年にエドアルド・マスデア造船総監督の設計によりまとめられ、1908年に議会に建造予算が認められてカステラマーレ造船所で建造された。 当時イギリス、日本、ドイツが製造していた巡洋戦艦よりは低速であるが装甲巡洋艦の速力に匹敵する速度で、一種の高速戦艦である〔。 本艦の主砲塔配置はヴィットリオ・クニベルティ造船士官の案が採用された。三連装砲塔を採用したのは世界初であり、全て中心線上に配置することで舷側にも全主砲12門の発射が可能という有力艦であった〔。日露戦争での壊滅から再建中であったロシア海軍の技術当局はこの主砲配置に深く関心を持ち、同種の戦艦を多数建造することとなった〔。しかし、本艦を建造途中にオーストリア=ハンガリー海軍がテゲトフ級戦艦の建造を発表したために、より強力な戦艦が求められたために本艦のみとなった。 第一次世界大戦では特に目立った戦績も挙げず、1928年に除籍され解体された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダンテ・アリギエーリ (戦艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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